町議会のしごと

 町が仕事をするためには、町長が中心になっていろいろな計画をたて、条例や予算などを町議会に提案します。町議会は、その議案を審議したり、町政が適正に行われているかチェックする役割を担っています。町議会の定例会は年4回開かれますが、議会が開催されていないときでも、委員会を開いて、町の仕事について調査などをしています。こうした議員の活動によって、町民みんなの願いや要望が町政に反映されます。

議決

 町議会は、町長や議員から提出された議案を審議し、その可否を決定します。これは町議会の中でも最も代表的な仕事で、「議決」といいます。

議決の主な内容は次のとおりです。

  • 条例を制定、改正、廃止すること。
  • 予算の決定や決算の認定を行うこと。
  • 町の税金、使用料などの徴収に関すること。
  • 5千万円以上の工事や物をつくる契約を締結すること。
  • その他、法律や政令、条例により町議会の権限とされていること。

議会で決める事項は法律(地方自治法第96条)で定められており、町の仕事で重要なものは、ほとんど町議会の議決が必要です。

選挙・同意

 町議会は、議長、副議長や選挙管理委員会の委員などを選挙し、常任委員会、議会運営委員会、特別委員会の委員を選任します。
 また、町長から提出される副町長、教育委員、監査委員などの人事案件について、同意するかどうか決めます。

町の監査と検査

 町議会は、町の仕事全般にわたって、事務が正しく行われているか調査し、報告を求めることができます。事務の執行状況や出納の検査などは、監査委員に専門的な監査を求めて、その結果を請求することができます。

意見書の提出・決議の議決

 町民の皆さんの生活環境の改善や、福祉の充実を図るためには、町の力だけでは解決できない諸問題があります。このようなとき、町議会では、国や政府関係機関などに問題点の改善、変更や中止などを求め、議決を経て、意見書を提出します。
 また、決議は、議会の意思を表明するために行います。

請願・陳情の審査

 請願や陳情書などは、町民の皆さんの意見や要望を、町の行政や仕事に反映させようという役割を持っています。
 町議会では、町民の皆さんの要望などを、請願書や陳情書などとして受け付け、これらの審査を行います。審査の結果、その内容が妥当で施策に反映させるべきであると判断した場合は採択し、そうでない場合は、不採択とします。
 採択したものは、町長、教育委員会やその他の関係機関に送り、その実現を要望します。
 請願者には、町議会の審査の結果を通知しています。

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更新日:2019年03月29日