R6年3月~4月新庁舎建設工事の状況
3月に入り、躯体の足場組立工事が進められ、柱型枠、配筋工事が完了しました。
4月は梁、壁、2階床スラブの型枠工事、配筋工事が完了しました。
今回は新庁舎建設工事で2階執務室の床スラブに採用した、アンボンドPC工法について紹介します。
アンボンドPC工法とは
建物は柱、梁、壁で構成されていますが、執務室やホールなどのオープンで広いスペースを造る際は、柱と梁を無くした広い空間を形成します。しかし、天井を支える柱や梁を無くすことで、荷重が分散されず一定の場所に人や物などの荷重がかかり、たわみ(変形)やひび割れが発生します。それを抑えるため、床スラブのコンクリートの中に緊張材(鋼線)を入れ、一定の強度まで固まったコンクリートに専用のジャッキで緊張材を引っ張ることにより、鋼線に上向きのつり上がる力が発生し、コンクリートに圧縮力が加わります。それにより荷重による変形やひび割れを防ぐことができます。
また、緊張材の間にボイド管(中空管)を設置することで上からの平面的な荷重に強い構造になっています。

2階床スラブに緊張材(鋼線)とボイド管を設置している様子。
※・緑色の鋼線:緊張材 ・銀色の中空管:ボイド管

2階床スラブのボイド管の設置が完了した様子
3月~4月現場の様子

1階柱型枠工事の様子

梁型枠工事の様子 現庁舎(北側)より

町産木材の杉板型枠が取り付けられている様子

2階床スラブ配筋工事の様子
更新日:2024年05月08日