HPV
HPVとは
ヒトパピローマウイルス(HPV)は、ヒトにとって特殊なウイルスではなく、多くの人が感染し、その一部が子宮頸がんを発症します。日本では毎年、約1.1万人が子宮頸がんにかかり、約2,900人の女性が亡くなっています。
ワクチンについて
2種類のワクチンがあり、HPVの感染予防に加え、子宮頸がんを予防する効果もあり、子宮頸がんの原因の50~70%を防ぎます。
・2価ワクチン(サーバリックス)
・4価ワクチン(ガーダシル)
・9価ワクチン(シルガード9)
一方で、ワクチンで防げないHPV感染もあるため、20歳になったら子宮頸がん検診を定期的に受診することも大切です。
接種対象年齢
小学6年生から高校1年生に相当する年齢の女子
なお、積極的勧奨の差し控えにより接種機会を逃した方に対しては、公平な接種機会を確保する観点から、時限的に、従来の定期接種の対象年齢を超えて接種を実施します。詳しくは、ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンのキャッチアップ接種についてをご覧ください。
標準的な接種期間
中学1年生の年度
(1) 2価ワクチン(サーバリックス):1ヵ月の間隔をおいて2回接種を行った後、6ヵ月の間隔をおいて1回の接種。
(2) 4価ワクチン(ガーダシル):2ヵ月の間隔をおいて2回接種を行った後、1回の接種。
(3) 9価ワクチン(シルガード9) :
15歳未満 5カ月以上の間隔をおいて2回接種
15歳以上 2カ月の間隔をおいて2回接種を行った後、1回目から6カ月の間隔
をおいて1回の接種。
【接種回数】
2価ワクチン(サーバリックス)・・・3回
4価ワクチン(ガーダシル) ・・・3回
9価ワクチン(シルガード9) ・・・15歳未満 2回
15歳以上 3回
※同じ種類での接種が基本となりますが、定期接種又はキャッチアップ接種期間に既に2価、4価ワクチンで接種を開始している場合、残りの回数を9価ワクチンで受けることもできます。
HPVワクチンリーフレット(概要版)(厚生労働省作成) (PDFファイル: 8.4MB)
- この記事に関するお問い合わせ先
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健康子育て課 健康推進係
〒992-0351
山形県東置賜郡高畠町大字高畠379-1
電話番号:0238-52-5045
更新日:2024年05月27日