冬のお風呂と脱水にご用心!
厚生労働省人口動態統計(令和5年度)によると、65歳以上の高齢者の「溺死及び溺水」の死亡者数は、8,270人で、交通事故の約3~4倍となっています。
「溺死及び溺水」の死亡者数のうち、約8割が入浴中に亡くなっています。
そして、冬の寒い時期に増加する傾向があることが分かっています。
高齢者の入浴死・入浴事故の原因
暖かい室内と寒い脱衣所や浴室との寒暖差などによる急激な血圧の変動
熱いお湯に長くつかることによる体温上昇での意識障害があげられます

入浴前の注意ポイント
1.脱水症状等を防ぐため、入浴前に水分補給しましょう

入浴による発汗により、脱水症状や熱中症を防ぐために、入浴前に十分な水分補給をして、入浴中でものどが乾いたらこまめに水分補給をしましょう。
2.食後すぐ、飲酒後、体調不良時、服薬後(精神安定剤、睡眠薬等)の入浴は避けましょう

食後に血圧が下がりすぎる食後低血圧によって失神することが、特に高齢者に見られます。食後すぐの入浴は避けましょう。
飲酒によっても、一時的に血圧が下がります。飲酒後は、アルコールが抜けるまでは入浴しないようにしましょう。
また、体調がすぐれないときや、精神安定剤・睡眠薬などの服薬後も入浴は避けましょう。
3.脱衣所や浴室を暖めておく

【脱衣所】
・暖房器具を使用する
【浴室】
・浴槽のふたを開ける
・シャワーを出しっぱなしにする
4.お湯は41度以下、入浴時間は10分まで

お湯の温度は41度以下にし、お湯につかる時間は10分までを目安にし、長時間の入浴は避けましょう。
5.入浴の際は、家族同士で声をかけ合う

入浴中に体調の悪化などの異変があった場合は、家族などの同居者に早く発見してもらうことが重要です。
入浴前に家族に一声かけてから入浴しましょう。
また家族も、高齢者が入浴していることを気にかけ、こまめに声をかけましょう。
入浴中の注意ポイント
1.入浴前にかけ湯をする

心臓から遠い足先のほうから肩まで徐々にかけ湯をして、お湯の温度に体を慣らすと、心臓に負担がかからず血圧の急激な変動を防げます。
2.浴槽から立ち上がる時はゆっくりと

入浴中、急に立ち上がると体にかかっていた水圧がなくなり、圧迫されていた血管が一気に拡張し、脳に行く血液が減ることで、意識を失ってしまうことがあります。
浴槽から出るときは、手すりや浴槽のへりなどを使ってゆっくり立ち上がるようにしましょう。
冬季の脱水の注意ポイント

冬は、空気が乾燥し、さらに暖房器具の使用により湿度が下がり、皮膚や呼吸から水分が奪われる「不感蒸泄(ふかんじょうせつ)」が増えます。
また、汗をかきにくい冬は水分不足を感じにくいため、水分補給の機会が減り、脱水を引き起こしやすくなるため、特に意識して水分をとりましょう。
1.水分補給を行う
【水分摂取の目安】1日にコップ8杯程度=起床後+食事の時+入浴前後+寝る前
2.食事をしっかりとる
1日3食の食事で、約1ℓの水分補給ができます。
3.加湿と保温に努める
室内の湿度を50~60%に保ちましょう。
【加湿の工夫】加湿器や濡れタオルを干すなど
4.運動習慣を身につける
脱水を起こす大きな要因の一つが、筋肉量の減少です(筋肉は身体の中で最も大量の水分を蓄えている)。運動を心がけ、筋力UPに努めましょう。
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健康子育て課 健康推進係
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山形県東置賜郡高畠町大字高畠436
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更新日:2026年01月22日