合併処理浄化槽
合併処理浄化槽とは、公共下水道事業及び農業集落排水事業の整備区域外の地区における家庭、事業所からの生活排水(し尿と日常生活に伴い排水される台所、洗濯、風呂などからの排水)を適正に処理するための個別処理施設です。
合併処理浄化槽と単独処理浄化槽の違い
合併処理浄化槽は
単独処理浄化槽に比べてはるかに処理能力が高いため、水質保全効果に優れています。
このため、国庫補助制度等を活用して、合併処理浄化槽の整備に努めるとともに、条例や要綱等を定めて、単独処理浄化槽の新設を原則として認めない自治体が増えています。
単独処理浄化槽は
し尿以外の生活雑排水(台所、風呂、洗濯等)を未処理のまま放流するため、公共用水域へ流れ出す水質汚濁物質の量は合併処理浄化槽の約8倍にも上ります。
今後はこれ以上の水質汚濁を防ぐためにも、単独処理浄化槽を設置しないようにしていかなければなりません。
合併処理浄化槽の特徴
処理性能が優れている
下水処理場の高級処理並み(BOD除去率90%以上、放流水の1リットルあたりBOD20ミリグラム以下)に排水を浄化します。
設置コストが格安
人口密度の比較的低い地域では公共下水道と比べて設置費が安く、地元負担も軽くなります。
短時間で設置できる
取付け工事が簡単で、工期約1週間という短期間で設置できるため投資効果がすぐ現われます。
地形の影響を受けず、どこにでも設置可能
駐車場1台分の面積があれば充分。コンパクトな施設ですから設置場所を選びません。
自然の浄化能力も活用し、清流を回復
小河川の自然浄化能力を活用するとともに、河川の水量確保も可能になります。
(注意)BOD:生物化学的酸素要求量

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上下水道課 下水道係
〒992-0392
山形県東置賜郡高畠町大字高畠436
電話番号:0238-52-2629
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更新日:2019年03月29日