知事と若者の地域創生ミーティングin高畠町

10月23日(金曜日)、吉村美栄子知事が高畠町を訪れ、「知事と若者の地域創生ミーティングin高畠町」が開催されました。これは、吉村知事と若者たちが輪になって対話を行い、地域を元気にするための方法を考えることを目的に実施したものです。町内在住の16歳~44歳までの男女が参加し、これからのまちづくりについて様々な意見が飛び交いました。

ミーティングで交わされた意見をご紹介します。

こうなったら良いと思うこと・実現に向けて取り組んでいること

・地区事業を楽しみながら、積極的に取り組んでいる。同じ思いのお母さんたちでグループを立ち上げた。今後はグループで商品開発等も行い、売り出していきたい。

・商店街にもっとお客さんがきてほしい。後継者がいない店舗は消極的で温度差があったが、自分たち若手がお試し商品を一緒に考えたりするうちに気持ちに変化があり、商売の楽しさを思い出して積極的になってきた。もっと若い人にもきてもらえるようにしたい。

・地域の人がいきいきと暮せるようにしたい。地域の人たちのつながりが大切だと思う。そうすれば、一度町を離れた人でも戻ってくる人が多くなるのではないかと思った。

・進学で上京してから山形の良さが分かった。一度山形を離れてみるのもあり。山形を離れることで比較対象ができ、山形の良さが分かる。戻ってきたくなる町にしたい。

・地域の人と中高生のつながりを密にしたい。山形の人の良さが伝わる機会が少ない。まちづくりのイベントを企画運営して中高生が参加できるようにしていきたい。

・若者向けのイベントを企画運営している。インフラ整備がされておらず交通手段が車しかない。ロケーションがいいところ(瓜割石庭公園など)が多々あるため、ぜひ活用したい。

・食、郷土料理の豊富さが魅力。しかし、親が子に伝えないと伝わらない。世代の繋がりが大事だと感じる。郷土料理を全国的に伝えるために、オンライン料理教室を実施している。オンラインのメリットとして全国に良さを伝えることができる。講師を地元のお母さんにお願いし、なまりを存分につかってもらい、町民の温かさを知ってもらいたい。町外出身者だからこその視点で、町出身の人と一緒にまちづくりに取り組んでいきたい。

・世の中が物騒になっている。SNSが主流でコミュニケーション不足ではないか。仕事柄、食育を目的とした講座を子供達に開催している。挨拶を交わしても不審者に思われないような明るい町にしたい。

・若者の投票率が低下が問題視されているので、オンライン投票ができるようになれば良い。

・SDGsを探求し、「高校生レポーター」として活動している。様々な分野の先駆者から話を伺い、人の意識を根本から変えないと課題を解決するのは難しいと感じている。高畠町の高校生ボランティアサークル地球でゴミ拾いを行った際に、小さなゴミから大きいゴミまでたくさんあり、開発も大事だが環境問題も気をつけなければならないと思った。高畠町、山形県がエシカル(※1)な暮らしの最先端になるのが理想だなと思っている。

(※1)エシカル・・・倫理的

環境保全や社会貢献という意味で使われることが多い。

・山形県を農業に特化した県・町にしたい。東京に比べて空気も美味しいし自然も豊かで子育てしやすいと思うが、若者が離れていってしまうのは発信力が他県に比べて弱いと感じる。私たち高校生の年代は、就職か進学か悩み、他県に出て行ってしまう。山形県で農業をしたい若者を呼び寄せるのも必要。

・様々な団体が手を取り合うことで高畠町の魅力がもっと深まっていくはず。全世代が支えあって充実した生活を送れるような町になればと思う。再生可能エネルギーの木質ペレットを作っているが、いずれは電気を作り、自給自足ができたら良い。災害がいくら起きても電気があればまかなうことができる。また、消雪エネにも使える。電気を作るにも木が多いが、森林を守っていくSDGsにもつながっていくと思う。

他者の話を聞いて共感や質問

商店街活性化について

・商店街は19時で暗く、22時までやっている大型店に行かざるを得ないことにつながっている。商店街がもう少し明るいと夜も人が集まると思う。

・曜日を指定して営業時間を延ばすのはどうか。

・どんな物が売っているか分からない。値段が高いイメージがあり、お店に入って買い物できるか不安に感じる。チラシとクーポンを付け、おおよその値段を周知すればもっと人がきてくれると思う。

高校生へ質問「高畠町のどんなところが好き?」

・田んぼや山があって空気が美味しいところ。修学旅行で東京に行ったが、東京は空気が重い。人が多くどんよりしている。山形に帰ってくると安心する。昭和縁結び通りの雰囲気がすき。メルヘンな感じがする。歩いていて安心するような高畠町のそんなところが好き。

・緑道。自然を感じることができるのは田舎ならでは。すごく素敵だと思う。

・高畠駅舎。小さい頃から見ると普通になってしまうが、メルヘンですごく良い雰囲気。

・人と環境と町の綺麗さ。町外の高校に通っているが、ごみが落ちていて汚いなと感じる。また、町外では挨拶をあまり返してくれないが、高畠では返してくれる。そういうところがすごく好き。

要望

・花火大会をしてほしい。今年のコロナの花火のようなものがあったら良い。すごく盛り上がると思う。

・ロックフェスティバルを開催したい。

結びに

吉村知事は、「協力・連携し、助け合いながら、ますます住みよい町にしてほしい」と語り、今後の活躍を呼びかけました。ミーティング終了後は、連絡先を交換しあう姿が印象的でした。これからの高畠町を担っていく強い意志を持った若者たち。そんな若者たちが集まることで、まちづくりの意欲がより高まったミーティングとなりました。一人一人が、「これからの高畠町は自分たちが創っていく!」という熱い想いを持ち、より良い町にしていきましょう。

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更新日:2020年11月26日