第2期豊穣の郷づくり基本計画

はじめに

町では、平成20年度に制定した「たかはた食と農のまちづくり条例」の理念に基づき、平成22年度に「豊穣(ほうじょう)の郷(さと)づくり基本計画」を策定し、食と農のまちづくりの推進に力を入れてきました。

第2期豊穣の郷づくり基本計画は、当初計画の流れを引き継ぎ、農業を取り巻く環境の変化や新しい視点を盛り込みながら、まほろばの大地で生み出される安全・安心な農産物の生産と町民の健全な食生活の推進により豊かなまちづくりを実現するための、今後10年間の方向性を示す基本計画として策定しました。

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第2期豊穣の郷づくり基本計画(PDFファイル:2.3MB)

冊子でご覧になりたい方は、農林振興課窓口、各地区公民館、町立図書館に備え付けのものをご利用ください。

めざす町のすがた

魅力ある農林業が息づく農商工が連携したまち

基本目標

めざす町のすがたの実現に向けて、5つの基本目標を設定しました。

基本目標1 安心・安全な農産物の生産

●有機農業推進計画を策定し、有機・特別栽培による農産物の生産を推進します。

●町内での遺伝子組み替え作物栽培を規制するとともに、近隣市町へも協力を要請します。

●エコファーマーの普及や栽培履歴の表示を推進し、消費者が安心して購入できる農産物生産を推進します。

●安全で付加価値のある農産物の生産振興に努め、高畠ブランド認証制度による農産物の差別化(ブランド化)を図ります。

 

基本目標2 地産・地消の推進

●学校給食、直売所・市場出荷など、町民に新鮮で安全な農産物を供給するための地域内流通組織の育成を推進します。

●食育・地産地消推進計画を推進するため、農業者と消費者の農業及び食への相互理解を図り、産地直売などを通じた生産者と消費者の顔が見える関係づくりを継続し、町内産農産物の消費拡大を進めます。

●農用地の有効利用を推進して、地域条件にあった野菜や穀類のほか、地域の飲食店や食品加工業者のニーズに即した農産物の栽培拡大を図り、ビジネスマッチングの推進により地域内自給率の向上を目指します。

 

基本目標3 農業を通じた環境保全型農業の推進

●農業・農地が持つ多面的機能の保持・増進に向け、環境保全型農業を推進します。

●地域ぐるみで環境保全活動を推進し、農業を通じた地域環境の保全を図ります。

●エネルギーの自給率を高めるため、農畜林業から発生する地域資源の有効利用を推進します。

 

基本目標4 農業後継者等の育成

●次世代を担う新規就農者の確保を図るとともに、行政と農業団体が連携して経営や技術指導のサポート体制を整備します。

●集落営農組織活動を活性化させ、意欲のある農業後継者への農地集積を推進します。

●経営感覚に優れた若い人材の育成を図る一方、他産業からの新規就農者の受入体制を整備します。

 

基本目標5 都市と農村との交流

●農山村の多彩な地域資源を活かし、農業体験や援農を通じた都市住民との交流を推進します。

●当町の農業情報を全国に発信し、農産物の販路拡大や消費者のニーズに沿った双方向の流通・販売体制をつくります。

 

基本計画を着実に推進するためには、農業者・農業団体等の生産者や行政のみならず、消費者である町民のみなさまや農産物の加工や流通・販売といった事業者のみなさまのご理解とご協力が必要です。多くの町民のみなさまに本計画を知っていただき、身近な生活や事業活動の中で基本目標の達成と計画推進に広くご協力をお願いします。

この記事に関するお問い合わせ先

農林課

〒992-0392
山形県東置賜郡高畠町大字高畠436
電話番号:0238-52-1113

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更新日:2021年01月28日