大日如来石仏
元町竜壽院に、辺りを圧するような雄大な大日如来石仏がある。材質は凝灰石で、総高5.4メートル、端正な顔だちの堂々とした座像である。
旧二井宿街道に面した鞘堂には、古下駄・ぞうり・わらじがたくさん奉納され、特に4メートルあまりもある大わらじが目をひく。
昔、旅の安全と、仏の慈悲を願い奉納されたものではないかと思われる。
又、旧1月15日には、裸の若連が雪の中、大わらじを担ぎ町内をねり歩く、「大日如来わらじみこし祭」が行われる。夜には、「大さいと焼」が屋代川河畔に繰り広げられ五穀豊穣、家内安全を祈りながら燃え上がる炎は盛大で高畠の冬の風物詩となっている。
所在地:高畠町大字高畠3654
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更新日:2023年11月09日